笹井宏之歌集より
「スライスチーズ、スライスチーズになる前の話をぼくにきかせておくれ」
少しずつ海を覚えてゆくゆうべ 私という積み荷がほどかれる
果樹園に風をむすんでいるひとと風をほどいているひとの声
手のひらにみずうみのある青年が今日も魚を売りにきている
ひとさらい 笹井宏之歌集より
ネットから
現代詩手帖 ひとさらい 生命の回廊 と
しりとり の 様に購入して読んでいる。
生命の回廊 の中で、
伊津野重美さんは、
ひとさらい の さらい について、
「井戸さらい」や「川をさらう」などと同等の意で・・・と、
解釈している。
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