表現塾「演劇・朗読発表会」
大分市能楽堂で行われた
表現塾「演劇・朗読発表会」に行って来た。
朗読の面白さを再認識した。
(「詩の朗読家は、音楽家のそばでは、聞き劣りする」と
最近思っていた私は、少し自信を取り戻した。
但し、今回の表現塾の発表会には、
朗読を聴こうという人が多かったはずだが、
ライブハウスに「詩の朗読」を聴こうと思ってくる人が、
どれくらいいるか!?疑問だ。
今まで詩の朗読を聞いた事の無い人の心にも、
響く「詩の朗読」をしていきたい。
そのためには、詩の朗読以外の要素、
例えば視覚にも訴えるとか、
詩の朗読の前後の語りとかも大切にしたい。)
特に気になったのは、
二 朗読・語りの世界
「夕鶴」 諸田 登美子氏・・・歌、語り
(私の感想・・・こういう表現もあるか・・・!?)
「蝉」 工藤 勝美氏・・・太陽バンザイ で普通止めるのに、その後
バンザイザイ バンザイザイ と段々声を小さくして、
余韻を表現する
三 演劇
寸劇「夫婦・部屋着」(半達稽古風景) 仲山千鶴子氏と渡辺隆氏の老練な巧妙さ
「傘地蔵」(六地蔵?)を
白いキャンバス(雪)に、きり絵を配列して、物語を展開した中谷信子氏
表現塾のみなさんは、アマチュアには思えない素晴らしさだった。
(但し、バックの音がまさに効果音になっていることに、
個人的に複雑な感情がもたげた)
詩の朗読は、基本的には「作品の完成度と声だけ」が勝負だ。
詩のボクシングの世界も、
谷川俊太郎氏や、ねじめ正一氏の朗読も
基本的には「作品の完成度と声だけ」が勝負だ。
余計な音は排除して研ぎ澄まされた作品を、
聴衆に提供する。
(とは言っても万年青氏とのコラボの時は、
抑え目に表現する詩の朗読と
サイモン&ガーファンクルの優しいギターの音色の
コラボを堪能して頂くこうと思っている)
と大きく出てはいるが、
効果音楽も考えることもいいかも??
迷い???
写真は表現塾の講師の川谷和也氏と、
塾生のみなさんの最後の喜びの大笑い?の場面。
川谷氏は、以前TOSの土曜のハロー大分で、
メインキャスターをされていた。
昨年末に安心院であった「松本清張100年記念スペシャル」では、
MCをされていた。
そのとき「砂の器」等の真に迫った朗読を聴いて、震えが止まらなかった。
大分合同新聞の金曜の夕刊のイベント欄を見て、
念のために電話して飛び込みみたいにして?行ったのではあるが、
「行って良かった!」と感動覚めやらない心が、叫んでいる。
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