風船唐綿
風船唐綿
木村永遠
ふうせんとうわたが
急に真ん中からパカッと真っ二つ
風船が瞬く間に破けた
飛び出した綿の無垢さは
タンポポの愛しさに思えて
タンポポの様な綿毛は戸惑いながら
お空に向かって舞い上がる
ふわふわがぷかぷかゆらゆら
天使のような小っちゃな羽を
精一杯広げて
ふわふわがぷかぷかゆらゆら
お空の大きな瞳の中に写りたいから
精一杯舞い上がる
南アフリカから
どれ位の年月を重ねて
日本にやって来たの
風船唐綿さん
眩しい日も嵐の日も凍える日も乗り越えて
優しさをふわふわさせて
南アフリカからやって来てくれた
風船唐綿さん
日本の西の西のこのお家を
「綿毛に包まれたなら幸せになれるよ」
優しさですべてを包むために訪ねてくれた
そうだよね風船唐綿さん
(僕はこの詩で、
2014大分合同新聞「詩」年間賞を、
頂いたと思っています。
選者の長谷目源太先生に、
一番褒められた詩です)
今日は、
白内障の手術後のメンテナンスに行って、
CDの整理などを、しました。
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