広島に原爆が落とされた日。
広島に原爆が落とされた日。
地域清掃(区役)をしていたら、
けたたましいサイレンの音が、鳴り響いた。
以前、詩の勉強会で、
「原爆詩一八一人集」を熟読した。
峠 三吉
『原爆詩集』の序
ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ
原 民喜
原爆小景
コレガ人間ナノデス
コレガ人間ナノデス
原子爆弾に依ル変化ヲゴラン下サイ
肉体が恐ロシク膨張シ
男も女もスベテ一ツノ型ニカヘル
オオ ソノ真黒焦ゲノ滅茶苦茶ノ
爛レタ顔ノムクンダ唇カラ洩レテクル声ハ
「助ケテ下サイ」
ト カ細イ 静カナ言葉
コレガ コレガ人間ナノデス
人間の顔ナノデス
いわゆる詩人や文学者では無い人の詩も、
掲載されていた。
この本の帯で紹介されている
湯川秀樹氏の詩など。
八月九日は、
長崎に原爆が落とされた日。
母の兄は、
長崎大学医学部の講義を受けていた時に、
ピカドンに!
一瞬の内に!
命を奪われた。
死に対する何の準備もしていないままに。
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