『読めない私から』阿川佐和子 氏
『読めない私から』
阿川佐和子 氏
(主催:宇佐市教育員会
場所:宇佐文化会館)
阿川佐和子氏は今回が宇佐市を初訪問。然しながら、宇佐市で講演したことのある父親の阿川弘之氏が、宇佐海軍航空隊を小説に書いた。そして大変驚くことに、日本三大疎水の一つを作った南一郎平(志半ばで亡くなった富田久兵衛さんは妻の先祖)お墓の文字「南尚之」の尚之がお兄さんの名前になった。本人の名前はその隣のお墓の「佐和子」からとられた。(南一郎平さんと富田久兵衛さんの碑は宇佐神宮にある)
阿川弘之氏は、佐和子氏に何かがあったら?本を読まないからだと結論付けた(笑)。そして極端な男尊女卑の考えを持っていた。
佐和子氏が懇意にしている児童文学者の松岡亨子氏は、本を読んだ後、ぼーっとしている時間が大切と言っていた。妄想や想像が膨らむから。
佐和子氏は1992年にアメリカのワシントンDCに行った。そしてスミソニアン博物館の保育所でボランティアを行った。ある時、ゴキブリが絵具に混ざっている抽象画を児童と共に観に行った。佐和子氏は、こういうことで、抽象画に興味を持つようになると言っていた。
佐和子氏は「他の子と比べて悲観しない。決めつけると自由な考えや感情を規制することになる。その子が納得する時期がきっとやって来る」と講演を締め括られた。
90分、ユーモアたっぷりに飽きさせることなく話されて!とても素晴らしい見事なご講演だった!!
阿川佐和子氏、どうもありがとうございました。
関係者の皆さまも、どうもありがとうございました。
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