詩『風船唐綿ふうせんとうわた』
風船唐綿
木村永遠
ふうせんとうわたが
急に真ん中からパカッと真っ二つ
風船が瞬く間に破けた
飛び出した綿の無垢さは
タンポポの愛しさに思えて
タンポポの様な綿毛は戸惑いながら
お空に向かって舞い上がる
ふわふわがぷかぷかゆらゆら
天使のような小っちゃな羽を
精一杯広げて
ふわふわがぷかぷかゆらゆら
お空の大きな瞳の中に写りたいから
精一杯舞い上がる
南アフリカから
どれ位の年月を重ねて
日本にやって来たの
風船唐綿さん
眩しい日も嵐の日も凍える日も乗り越えて
優しさをふわふわさせて
南アフリカからやって来てくれた
風船唐綿さん
日本の西の西のこのお家を
「綿毛に包まれたなら幸せになれるよ」
優しさですべてを包むために訪ねてくれた
そうだよね風船唐綿さん
(6月でも咲いていた、
7月も夏も咲いている
#風船唐綿 さんです)
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