照強が生まれた日
照強が生まれた日
木村 永遠
阪神淡路大震災の日に
照強は生まれた
阪神淡路大震災の
大火災の日に
淡路島で照強は生まれた
手に持てるだけ一杯の塩を
天高く土俵にまくのは
亡くなった人々への
鎮魂歌の様にも思える
(あの日
僕の弟は
「凄まじい揺れの中
地下鉄工事の真最中だった」と
普段は寡黙な弟が
興奮して饒舌だった)
町を町を焼き尽くす位の勢いの
燃え広がる炎を
人々は止めどなく流れる涙を集めても
消すことが出来なかった
立ち竦むばかりだった
阪神淡路大震災の日に
体の小さな照強は生まれた
阪神淡路大震災の
大火災の日に
心は大きな照強は生まれた
阪神大震災で亡くなった人々
生き返って!!
照強が
阪神淡路大震災の悲しみを
力に変えて
土俵に「渾身の思い」を
ぶつけていることを
見てほしいのです。
(この詩は、先ほど出来ました)
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