心配の九月
心配の九月
木村 永遠
心配の九月がやって来た
彼岸花の赤さが眩し過ぎる
二学期が始まった子ども達
家に居るより学校に行く方が
楽しいと
楽しいと思え無くても
家にても退屈だと思って
学校に行ってくれないだろうか
自らの心で
学校の大切さだとか
(命の尊さだとか)
そういう当たり前の事は
きっとわかっているはず
(極端かもしれないが)
例えば
希望して入った海軍ではあったが
行くことに「はい」と
返事せざるを得なかった
特攻の若者達の事を
知ってくれないだろうか
(せめてもの願い)
夕方の彼岸花に
みんなが癒される
九月になって欲しい
(月刊 #MarcoPolo 9月号掲載詩)
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