先生の授業
先生の「詩集」
先生が言っていた大塚博堂の こと を
ネットで捜した
「ダスティンホフマンになれなかったよ」を 聞いた
いつも は
高校から5時に帰宅したら
ユニクロで買ったジーンズに 着替えて
親が帰る前に
ジーグで買ったヤマハのギターの入った
茶色のケースを抱えて 家から駅まで歩いた
電車で二つ目の大分駅で 降りて
パルコへ続く地下道で
Yuiの曲を 歌っていた
今日は 何故か説明できないけど
海を 右に見ながら
五つ目の 駅で降りた
博堂が生まれた
博堂が愛した別府に 降りた
海まで真っ直ぐな大通りが おわる ところで
博堂の詩(うた)を 歌っている
私には
「巡り逢い紡いで」は おとな すぎる
私は
先生からの贈り物
先生の「詩集」を ギターケースの左側に そっとおいて
「私は女です」を 背伸び している
「高校2年の時の副担任には、とてもお世話になった」
と、
15年前の卒業生が、その副担任の知り合いの僕に伝えた。
「その先生の授業が好きだった。一生懸命、勉強した」
羨ましい!!
僕には「20数年前のこと、覚えてろよ?』位しか、
言ってこない??
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