カタクリの花咲く頃
夢のあとさき問うこともせず
ただひたむきな瞳まぶしい
君の手を取り歩いた丘に
春を待ち切れぬカタクリの花
あ~信じてた握った手の
優しさだけで生きていけると
交わした約束は風に吹かれて
あれから何度目の春だろう
君は十六の面影のまま
立ち去るそのわけを告げもしないで
あ~咲いてるだろう今年もまた
薄むらさきの花びらたち
風のまにまに舞い落ちる夢
ただひたすらに愛おしい
そんな夕暮れに思い出すのは
春の届け物カタクリの花
あ~忘れない長い前髪
掻き上げ口づけた白い額に
あ~なぜ目を閉じるのか
空・風・雲・全て美しい
「カタクリの花咲く頃」は、
ミュージシャンの万年青(おもと)氏の詩。
万年青氏は、
明晩、大分市府内5番街のライブハウス「十三夜」に出演します。
リクエストしたら「カタクリの花咲く頃」を、歌ってくれますよ♪
万年青氏から送られたメールの一部も紹介します。
何年か前に、自分の東北の血に敬意を表して「カタクリの花咲く頃」
という曲を作りましたが、あまりに乙女チックというか可愛い曲で気恥ずかしく
最近封印していました。その曲を今あちこちで歌っています。
そんなつもりで作ったのではないのに、受け取りようによっては、
春を知らずに
散った若い命への哀惜のような歌詞で・・・歌ってて泣きそうになります。
今、岩手はカタクリが満開だとか・・・
万年青氏と「にぎにぎ」は、
「座・僕さー」(弾き語り&詩の朗読)でも活動しています。
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