木漏れ日

にぎにぎ

2011年08月17日 19:11

日差しは木々の間から
頭の上に心にも向かって
眩しさを和らげながら
たたずむ「ぼく」に降り注ぐ

ぼくは
北の「から松の」下で
生まれたのかもしれない
まっすぐのびる「から松」たちは
ゆがんでしまった「ぼくの気持」を
もとにもどそうと
いたわってくれるから

夕暮れが
やってくる前に
「ぼく」は帰るよ
「君」の下に

「君」の下で
「ぼく」は、眠っていたいから。



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