ばあちゃん
今日も お米の真空パックや
野菜の詰まった(宅配さん泣かせの)
重たいダンボール箱が
妻の実家から届いた
(いつも ありがとうございます)
ばあちゃん が 守り抜いた田んぼで
出来たお米は とても美味しい
とても 優しい
(あまりご飯を食べずに
飲んでばかりいた僕でさえ
今はお米の味を噛み締めています)
ばあちゃん が 亡くなった
不死身だと思っていた ばあちゃん は
命を守れなかった
じいちゃんが 亡くなった後
仏様に手を合わせることが
多くなった ばあちゃん
じいちゃんが 亡くなった後
時には 男を蹴散らす位の迫力で
みんなを牛耳っていた ばあちゃん
じいちゃんが 亡くなった後
女手ひとつで
娘二人を育てあげた ばあちゃん
昔では珍しい 恋愛結婚だからか
「矢切の渡し」の歌が
大好きだった ばあちゃん
ばあちゃんは
いつも 僕らを気にしていた
自分の体よりも
僕らの体の心配ばかりしていた
純粋で豪快で一生懸命でお茶目だった
ばあちゃん が
桜の花弁の様に 散って逝った
残ったのは 思い出と美味しいお米
宇佐に行きました。
写真は、
亡くなった「ばあちゃん」(妻の祖母)が、
暮らしていた離れです。
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