光にあたると
真っ赤になってた
酒を覚えて
違う真っ赤になった頃からは
演出が奏でた光の薄暗さが
いつまでも続いてほしいと
思える様になった
光にあたることが
とっても嫌で堪らない
朝の光に起こしてもらっているのに
光に目を反らせ眉間に皺を寄せる
否応なく瞳に向かって
斜めに射してくる光に掌で顔を覆い隠す
夏がやっと終わったのか
綺麗なものには
後ずさりするのだが
見上げる空に
この位なら大丈夫な真ん丸な光
相変わらず寝苦しいのに
季節だけは
秋になったんだね
人恋しさよりゆっくりと
今までを噛み締めていたい秋