2015年10月28日
2Me2「アート・ポエム」
小波
小波のように、
生きていきたい。
もしも君が小波なら、
ぼくは返すよ。
心も微笑んでいたい。
君の瞳に僕が映る。
傘の中に入って。
傘の中に入って。
みんな
日本に住んでるみんなは
いっしょだよ。
左からおそう雨に
ぬれないように
みんな
右に寄って。
ひとりひとりの肩が
まんまるになって
ひとつになろう ね。
秋の日に僕らは
晴れてほしい
光を浴びて土と風と共に躍動する
真っ白な体操服 泥だらけの笑顔
一杯の喜びが見たいから
雨が降ったなら
本の中の心に向き合っていたい
穏やかな世界 セピア色の魂
文字の優しさに救われたいから
秋の日に僕らは
精一杯の頑張りと
心地良い達成感を覚える
日が沈むのが少し早くなった
そろそろ家路に急ごうか
澄み切った夜に真ん丸な月
< 2Me2の詩 >
小波のように、
生きていきたい。
もしも君が小波なら、
ぼくは返すよ。
心も微笑んでいたい。
君の瞳に僕が映る。
傘の中に入って。
傘の中に入って。
みんな
日本に住んでるみんなは
いっしょだよ。
左からおそう雨に
ぬれないように
みんな
右に寄って。
ひとりひとりの肩が
まんまるになって
ひとつになろう ね。
秋の日に僕らは
晴れてほしい
光を浴びて土と風と共に躍動する
真っ白な体操服 泥だらけの笑顔
一杯の喜びが見たいから
雨が降ったなら
本の中の心に向き合っていたい
穏やかな世界 セピア色の魂
文字の優しさに救われたいから
秋の日に僕らは
精一杯の頑張りと
心地良い達成感を覚える
日が沈むのが少し早くなった
そろそろ家路に急ごうか
澄み切った夜に真ん丸な月
< 2Me2の詩 >

2015年10月03日
おいなり は もーいない
きみは暑さの残る9月1日
外から そっと やって来て
ぼくの膝に ちょこんと乗った
驚くぼくの顔を見つめるまんまるな瞳
暑さは どこかに吹っ飛んで行った
おいなり
きつね色をしているから妻が名付けた
ねこ嫌いだったぼくだったが
妻が家に入れた 白と黒のねこ
おにぎりから ねこが好きになった
おいなり
きみと共に過ごした2年と1ヶ月で
ぼくはもっと ねこが好きになった
おいなり
ぼくが仕事から帰るとまとわりついて
ぼくの顔をまじまじとまんまるな瞳で見つめて
かん高いけど小っちゃな声で求めたね鰹節を
だから一緒に さきいかを食べたね
だから一緒に お刺身を食べたね
おいなり
仕事に疲れちまったぼくを労ろうと
すりすりしにゃしにゃ
横になったぼくのお腹に乗って
まじまじとまんまるな瞳で見つめていたね
鼻と鼻をくっつけて チュッチュ チュッチュ
ぼくの疲れは どこかに吹っ飛んで行った
おいなり
きみと共に過ごした2年と1ヶ月
ぼくはとっても小っちゃな君から
とっても大きな愛情をもらった
生まれた時から心臓が悪かったおいなりだったが
「おいなり は いつまでも一緒だ」 ぼくは信じていた
お外に遊びに行って中々帰って来ないと
「おいなり が おーいない」 ギャグを言ってたぼくに
ギャグと逆の真実が突然にやって来た
「おいなり が もーいない」
おいなりは秋になりつつある10月1日
満月の様なまんまる瞳を閉じて
緑の風に乗って自然に帰って行った
ことしの秋は いつにもまして寂しくなるね
「おいなり は もーいない」
外から そっと やって来て
ぼくの膝に ちょこんと乗った
驚くぼくの顔を見つめるまんまるな瞳
暑さは どこかに吹っ飛んで行った
おいなり
きつね色をしているから妻が名付けた
ねこ嫌いだったぼくだったが
妻が家に入れた 白と黒のねこ
おにぎりから ねこが好きになった
おいなり
きみと共に過ごした2年と1ヶ月で
ぼくはもっと ねこが好きになった
おいなり
ぼくが仕事から帰るとまとわりついて
ぼくの顔をまじまじとまんまるな瞳で見つめて
かん高いけど小っちゃな声で求めたね鰹節を
だから一緒に さきいかを食べたね
だから一緒に お刺身を食べたね
おいなり
仕事に疲れちまったぼくを労ろうと
すりすりしにゃしにゃ
横になったぼくのお腹に乗って
まじまじとまんまるな瞳で見つめていたね
鼻と鼻をくっつけて チュッチュ チュッチュ
ぼくの疲れは どこかに吹っ飛んで行った
おいなり
きみと共に過ごした2年と1ヶ月
ぼくはとっても小っちゃな君から
とっても大きな愛情をもらった
生まれた時から心臓が悪かったおいなりだったが
「おいなり は いつまでも一緒だ」 ぼくは信じていた
お外に遊びに行って中々帰って来ないと
「おいなり が おーいない」 ギャグを言ってたぼくに
ギャグと逆の真実が突然にやって来た
「おいなり が もーいない」
おいなりは秋になりつつある10月1日
満月の様なまんまる瞳を閉じて
緑の風に乗って自然に帰って行った
ことしの秋は いつにもまして寂しくなるね
「おいなり は もーいない」
