2017年08月15日

「日本の戦争が、やっと終わった日」「もう二度と戦争をしない!と誓う日」

 雲間に消えて行った若者を忘れない
  (知覧特攻平和会館にて恒久平和を誓う)

                  木村 永遠

帰って来たかった
爆弾だけを置いて来たかった

「笑って散っていきます
お母さんも泣かずに喜んでください
生前の不幸は幾重にも
お詫び申し上げます」
生前の不幸より 死に行く不幸なのに
時代が お国が 若者の心を狂わせた

親に特別攻撃隊のことを 言えない者もいた
兄も特攻で亡くなり
今度は自分が 逝こうとしている
本当の親不孝は 親より先に死ぬことだと
知っているから

基地に来たときは
粗末な三角兵舎の中で
お互いお国のためと 固く誓い合った

基地を飛び立つ前夜は
若くして逝くすさまじい恐怖で
押しつぶされそうな自分がいた
普段はあまり飲めないお酒を浴びて
気持ちを 高ぶらせた

祖国朝鮮のアリランを しんみりと歌った
逢いに来た恋人と
夫婦になる約束だけして 涙で別れた
お世話になった食堂のおばちゃんに
「生きるつもりだった 三十年をあげる」
優しい言葉を残して
南の雲間に消えて行った

「靖国神社で逢おう」が 合言葉だった
飛行服を身にまとっている出撃前の若者達
この笑顔に 私は恒久平和を約束したい


「日本の戦争が、やっと終わった日」「もう二度と戦争をしない!と誓う日」




 滑走路

      木村永遠

毎年お盆に
妻の実家の宇佐市上乙女に
向かって走る車は
スピードを落とさないと
今にも飛び上がりそうになる

宇佐海軍航空隊・特別攻撃隊
昭和二十年四月六日・四月十二日・
四月十六日・四月二八日・
五月四日と五回もの出撃
八一機・一五四名もの
尊い命が木端微塵

千八百メートルも続く
真っ直ぐさは
飛行機乗りの心を
如何に操縦していたのだろうか
瀬戸内型の穏やかな気候に包まれて
神からも守られている此の土地に
およそ七十年前には
取り返すことの出来ない
やるせなさがあったとは

海軍の真っ白な制服が誇らしげだった
母の兄でさえ
米寿を迎えた席で言っていた
「長崎の原爆で亡くなった
長兄の骨らしきものを拾った時でさえ
涙が出なかった
戦争は悲しみさえも凍らせる」

掩体壕を左右に見ながら
滑走路を左に曲がって
一式陸上攻撃機の誘導路を
走り切った

ほっとした心に
妻の実家が見えて来る



「日本の戦争が、やっと終わった日」「もう二度と戦争をしない!と誓う日」


(今日は妻の実家の宇佐市に行って。
 国東の海岸で、
 心歌を聞いたり♪
 8月20日(日)の豊後高田市昭和の町での、
 詩の朗読ライブの練習を、
 海に聞いて頂きます。
 詳細は、FB木村永遠
 https://www.facebook.com/kotobaasobikai.ooita
 ご覧になってくださいね)




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