2012年01月28日

尊敬する先輩詩人「中尾彰秀」詩

昨日、和歌山の詩人「中尾彰秀」詩から、
森羅通信」(A3版表裏に文字や絵がびっしり手書き)の147号等が、
届いた。

中尾彰秀詩は、
私が京都にいた頃に入っていた文芸同人誌「文苑」の尊敬する先輩である。

先輩には大変お世話になった。

琵琶湖ジャズインに連れて行ってもらったり。
和歌山の家に遊びに行かせて頂いたり。
銭湯にタオルなしで入ったり?などなど。

先輩は、
詩の朗読」と「ピアノ演奏」(独学)の
セッションに力を入れている。
詩集は20冊は出されていると思う。
(遅筆の私とは、大違いだ)

先輩からの手紙を頂いた後、
懐かしくなって、
先輩の詩集を読み返してみた。

私が持っているのは、
先輩から頂いた「月辺境」と「溺死者」だけなんだが。



野原
       中尾彰秀


藁葺小屋を
放火すると
夕焼けだ

突っ立つおだまきのように
蒼ざめた臓物のまま
大空へゆるやかに哄笑を流す

すると
待っていたかのように
死者が歩き出し

突然澄み渡る
私の表皮

死者の陰茎は
必ず立っている

私はそれを
愛人のごとく
受け入れよう

ああ
かつて私は
雷鳴であり
飛翔であり
伝説であった

だからこそ
藁葺小屋を
放火すると
水晶のように
夕焼ける



(詩集「月辺境」から。中尾彰秀詩20代の頃の作品。
 正直、この詩の意味はわからない。でも鋭利な表現に魅了される。
 性器が兵器の様にも思える)


(尚、この詩に限らず、世の中には意味がわからない詩も多い。
 でも1行1行が長くなく長詩ではなく、
 「ハッとする」表現が読み手の頭に残れば、
  その詩は、存在を際立たせる)



尊敬する先輩詩人「中尾彰秀」詩



同じカテゴリー()の記事画像
阿呆鳥の末路「にぎにぎ」ポエトリーリーディング
【竹田よしみ会】入会
公立小中校歌の手本(地域の特色を入れて唯一無二の校歌に)
取下げ書の提出の強要(大分市教育委員会からの)
天国から地獄へ
大分市教委学校施設課から取下げ書提出の強要
再審制度「見直しを」
斎藤元彦さん「おめでとうございます」
世界くらべてみたらコスタリカの小学生
624人もの小学生への人権侵害
同じカテゴリー()の記事
 阿呆鳥の末路「にぎにぎ」ポエトリーリーディング (2025-02-12 22:12)
 【竹田よしみ会】入会 (2025-02-07 21:32)
 公立小中校歌の手本(地域の特色を入れて唯一無二の校歌に) (2025-01-11 19:14)
 取下げ書の提出の強要(大分市教育委員会からの) (2024-12-18 21:44)
 天国から地獄へ (2024-12-10 18:52)
 家族がバラバラに (2024-12-07 23:26)
 大分県弁護士会人権擁護委員会の裁定待ち (2024-12-05 23:15)
 「大在東小校歌差替え問題」が、あってから。 (2024-12-04 21:34)
 大分市教委学校施設課から取下げ書提出の強要 (2024-11-25 23:17)
 再審制度「見直しを」 (2024-11-23 10:40)

Posted by にぎにぎ at 17:14│Comments(0)
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。