2014年09月09日

真ん丸な月が秋

光にあたると
真っ赤になってた

酒を覚えて
違う真っ赤になった頃からは

演出が奏でた光の薄暗さが
いつまでも続いてほしいと
思える様になった

光にあたることが
とっても嫌で堪らない


朝の光に起こしてもらっているのに
光に目を反らせ眉間に皺を寄せる

否応なく瞳に向かって
斜めに射してくる光に掌で顔を覆い隠す

夏がやっと終わったのか
綺麗なものには
後ずさりするのだが

見上げる空に
この位なら大丈夫な真ん丸な光


相変わらず寝苦しいのに
季節だけは
秋になったんだね

人恋しさよりゆっくりと
今までを噛み締めていたい秋





  


Posted by にぎにぎ at 22:23Comments(0)日記こだわり詩2012年4月~