2012年03月03日

あっこの夏

「あっこの夏」がドラマ化されます。
タイトルは昨夏に講談社から出版された本と同じ
「あっこと僕らが生きた夏」
「あっこ」の闘病生活や
仲間たちとの絆を描いたドラマが今春、
NHKで全国放送されます。
土曜ドラマスペシャルです。
4月14日(土)午後9時から前編
4月21日(土)午後9時から後編
あっこには、川島海荷さん。
野球部の監督は、宇梶剛士さん。
あっこのお母さんは、財前直見さん。
製作統括の岡本幸江さん(NHKエンタープライズ)は、
「生きるとはどういうことなのか。
 ありのままの『あっこ』の姿を見て、
 みんなで考えてもらえたら」と話しています。

(大分合同新聞から)



大分合同新聞2012年3月3日夕刊から。


あっこ        
           詩 にぎにぎ

ボールを追いかけるのは
選手だけでは ないよ
スコアーブックを 付けて
ユニフォームを 洗って
チームを見詰め続けた 君が
十八歳になる ほんのわずか前に
いなくなって しまった

二年生になった君は
体が そして顔もが 小さくなった
だけど チームを見詰める瞳は 
大丈夫だった時より つぶらだった
君が 十六歳の夏
ボールを追いかける みんなは
甲子園に 行った
君は 病院で みんなの活躍を祈った
みんなも あっこ に 
がんばることを 約束した

三年生になった君は
十七歳の夏に 病院での治療を止めた
思いの丈(命)を
精一杯の声を みんなに響かせよう!
マスクを外して・・・だけどチームは負けた
キャプテンは
「あっこ に すまない」と涙した

高校生活最後の二学期
職員室の片隅で 顔一杯のマスクをした
あっこ の か細い背中が
静かに本を読んでいた
忘れられない(もう帰って来ない) 
日々の感情に左右されて
自分の利益ばかりを追っている 僕らは
あっこ の つぶらな瞳に
いつも 見詰められていたのに
何で 気づかなかったんだろう?
僕らは命の尊さを たまらなく噛み締めて
桜がやっと蕾になった頃 卒業する
  


Posted by にぎにぎ at 22:03Comments(0)