2012年07月03日
君と過ごした海
真昼の海で
顔が濡れることを嫌う君に向かって
僕はわざと波をバシャバシャさせた
水滴だらけの君の顔は
プーット膨れていた
「もう嫌い」
水滴が涙に見えた
『ごめんな』
僕は気持ち一杯謝った後
頭を海に潜らせた
昼間の喧騒は何処に行ったのだろう
真夜中の砂浜で
お互いの優しさを感じた僕らは
見上げた空に煌めく星に
「このときがずっと続きますように」
お互い瞳を交わしただけで
十分だった
相手の気持ちを肌で感じて
「この人をずっと大切にしよう」
微笑む星に約束した
顔が濡れることを嫌う君に向かって
僕はわざと波をバシャバシャさせた
水滴だらけの君の顔は
プーット膨れていた
「もう嫌い」
水滴が涙に見えた
『ごめんな』
僕は気持ち一杯謝った後
頭を海に潜らせた
昼間の喧騒は何処に行ったのだろう
真夜中の砂浜で
お互いの優しさを感じた僕らは
見上げた空に煌めく星に
「このときがずっと続きますように」
お互い瞳を交わしただけで
十分だった
相手の気持ちを肌で感じて
「この人をずっと大切にしよう」
微笑む星に約束した

2012年07月03日
さびしき本当の自分
ぼくは誰なのか
ぼくは君ではないしぼくは奴でもない
ぼくはぼくの心はどんな風なのか
ぼくの心は君の無邪気さでもないし奴の意地悪さでもない
ぼくは世間体のために生活するためのお金を稼ぐために
自分を忘れている
不器用でどうしようもなくセンチメンタリズムな
自分を忘れている
このまま身を削って誰にも理解されずに
狭い料簡の中で埋もれていく
募る感情だけがぼくの生きている証なのに
ぼくはもう現実に嫌気がさしているんだ
ぼくはぼくの思考のままに
ぼくを生きていきたいんだ
駅ビルの片隅で
闇を枕に体をくの字にして眠るぼくが
さびしき本当の自分なんだ
ぼくは君ではないしぼくは奴でもない
ぼくはぼくの心はどんな風なのか
ぼくの心は君の無邪気さでもないし奴の意地悪さでもない
ぼくは世間体のために生活するためのお金を稼ぐために
自分を忘れている
不器用でどうしようもなくセンチメンタリズムな
自分を忘れている
このまま身を削って誰にも理解されずに
狭い料簡の中で埋もれていく
募る感情だけがぼくの生きている証なのに
ぼくはもう現実に嫌気がさしているんだ
ぼくはぼくの思考のままに
ぼくを生きていきたいんだ
駅ビルの片隅で
闇を枕に体をくの字にして眠るぼくが
さびしき本当の自分なんだ