2012年07月21日

空になるから

砂浜に
二人
佇んでいた

君を見つめてた
君の瞳は
輝く海で
いっぱいだった

ぼくは
君を守るから

ぼくは
空になるから



  


Posted by にぎにぎ at 23:16Comments(0)詩2012年4月~

2012年07月21日

真っ青な空

灰色の空は無いよ
君の心に映るの

灰色の空は無いよ
君の瞳に映るの

真っ青な空は
続くよ
君の上に

真っ青な空は
響くよ
君の心に

君の瞳は
輝く

未来へ
明日へ


きっと


  


Posted by にぎにぎ at 22:36Comments(0)詩2012年4月~

2012年07月21日

あっこガーデン(2012年)

17歳のまんまの君は
練習試合も出来ない位狭いグランドの
片隅で

17歳のまんまの君は
野球の練習のお邪魔をしないように
ほんの片隅で

ピンクのチューリップになって
真っ黒に日焼けした野球少年達を
見つめている

病院での癌の治療を止めて帰って来た後
顔一杯のマスクをして
精一杯生きていた「あっこ」

「あっこ」の願いは
いっぱいいっぱい夢がつまっている
でっかいでっかい甲子園で
みんなとプレーすることだった

「あっこ」を知っている僕らの合言葉
「あっこ」が描いた「心」の文字の入った
真っ赤なTシャツを着て
もう一度甲子園に行こう

「あっこ」
もうすぐ君が羽ばたいた夏が来ますよ
君の姿を知らない後輩たちは
「あっこガーデン」のチューリップに
水をあげる度に
精一杯生きた「あっこ」と共に
甲子園に行こうと誓っている

結果が出なくて悩んで悩んで
「心」が折れそうになったときでさえ
煌めく星が「あっこ」に見えるまで
ぼろぼろになったボールを追い続けている
「あっこ」との約束を守るために


  


Posted by にぎにぎ at 02:14Comments(0)詩2012年4月~