2012年07月24日
浴衣の君とずっと
はにかむ君の浴衣姿は祭囃子に似合っていた
降りて来た駅の出口で
「補習どうだった」僕は声かけた
はにかむ君の浴衣姿は祭囃子に似合っていた
賑やかな声が響く祭の真ん中で
「部活暑かった」君は声をかけた
祭の団扇を君は帯に挟んだ
祭の賑やかさは僕らの思い出に挟まれた
かき氷だけ食べれれば幸せだった
「イチゴ味が好き」君は笑窪を見せる
「メロン味が好きなんだ」僕はいつも
お祭りで花火だけ買って帰った
花火は二人だけでしたいから
暑さも忘れていたけれど携帯は十時を表していた
「明日も朝早いの」君は僕の瞳に声をかける
僕らは電車に飛び乗って僕らの町まで帰った
いつもは無口な僕なんだけど
いつもははにかむ君だったけど
電車の中では言葉が止まらなかった
黙っている時間がとってももったいなく感じたから
「祭の夜はこれからもいつもいつまでも一緒だよ」
一本の線香花火にお互いの心と心を重ね合わせる
咲いた咲いた後でも
丸まった後でも固まった後でも
二人の気持ちが落ちませんように
ずっと
降りて来た駅の出口で
「補習どうだった」僕は声かけた
はにかむ君の浴衣姿は祭囃子に似合っていた
賑やかな声が響く祭の真ん中で
「部活暑かった」君は声をかけた
祭の団扇を君は帯に挟んだ
祭の賑やかさは僕らの思い出に挟まれた
かき氷だけ食べれれば幸せだった
「イチゴ味が好き」君は笑窪を見せる
「メロン味が好きなんだ」僕はいつも
お祭りで花火だけ買って帰った
花火は二人だけでしたいから
暑さも忘れていたけれど携帯は十時を表していた
「明日も朝早いの」君は僕の瞳に声をかける
僕らは電車に飛び乗って僕らの町まで帰った
いつもは無口な僕なんだけど
いつもははにかむ君だったけど
電車の中では言葉が止まらなかった
黙っている時間がとってももったいなく感じたから
「祭の夜はこれからもいつもいつまでも一緒だよ」
一本の線香花火にお互いの心と心を重ね合わせる
咲いた咲いた後でも
丸まった後でも固まった後でも
二人の気持ちが落ちませんように
ずっと
