2014年03月15日
アンパンマンの遺書「なんのために生まれて/なにをして生きるのか」
今日は久し振りに土曜休みで、
封書を2通と葉書きを1枚書いたり、
詩集2冊とジュニア文庫1冊とマンガ1冊を、
パラパラ読みした。
でも?
アポリネールのミラボー橋はいいな♪
こういう詩を作りたいな。
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ
われらの恋が流れる
わたしは思い出す
悩みのあとには楽しみが来ると
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
手に手をつなぎ顔と顔を向け合はう
かうしていると
われ等の腕の橋の下を
疲れたまなざしの無窮の時が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
流れる水のように恋もまた死んでいく
恋もまた死んでゆく
生命ばかりが長く
希望ばかりが大きい
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
日が去り、月がゆき
過ぎた時も
昔の恋も 二度とまた帰って来ない
ミラボーー橋の下をセーヌ河が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
詩集「アルコ ール」(1913)収録 堀口大學訳
夕方も、猫の「おいなり」や「おにぎり」と時々遊びながらも読書。
アンパンマンの遺書(やなせたかし著、岩波現代文庫)は、熟読した。

やなせたかしさんは、ぼくが大好きな詩人で漫画家で絵本作家で紙芝居作家です。
ぼくは絵の才能は全くありませんが、自称詩人で、
やなせたかしさんの様に?えー歳こいて!ロマンティストです。
アンパンマンのテーマソング
「なんのために生まれて
なにをして生きるのか
わからないままおわる
そんなのはいやだ!」
やなせたかしさんの人生のテーマソングは、
ぼくの人生のテーマソングの様です。
平成5年11月22日に亡くなった「やなせたかしさんの奥さん暢(のぶ)」さんと、
平成25年10月13日に94歳で亡くなった「やなさたかし」さんのご冥福を、
遅ればせながらお祈りして、
ぼくが以前作った詩「銀杏の絨毯に包まれて」を、
お二人に贈らせて頂きます。
銀杏の絨毯に包まれたベンチに座って
妻と僕は 詩集「女に」を読んだ後
詩人の谷川俊太郎さんと
絵描きの佐野洋子さんの熟年夫婦の関係
そう 艶かしい愛に口を綻ばせる
妻と出逢った頃も
銀杏の絨毯に包まれたベンチで
コートの襟を立てていた
木枯らしの音が聞こえているはずなのに
桜の花弁の様に
ほんのりピンクの恋人だった
幾年過ぎて今は
銀杏の絨毯に包まれたベンチに座って
時をゆっくり眺めている
「少し寒くなったね。帰ろうか」
枯れ行く冬を待っている
穏やかな眼をした僕らは
やがて 髪が真っ白になって
額に深い皺を刻む
身も心もひとつになって
凍てつく土に帰って行く
封書を2通と葉書きを1枚書いたり、
詩集2冊とジュニア文庫1冊とマンガ1冊を、
パラパラ読みした。
でも?
アポリネールのミラボー橋はいいな♪
こういう詩を作りたいな。
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ
われらの恋が流れる
わたしは思い出す
悩みのあとには楽しみが来ると
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
手に手をつなぎ顔と顔を向け合はう
かうしていると
われ等の腕の橋の下を
疲れたまなざしの無窮の時が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
流れる水のように恋もまた死んでいく
恋もまた死んでゆく
生命ばかりが長く
希望ばかりが大きい
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
日が去り、月がゆき
過ぎた時も
昔の恋も 二度とまた帰って来ない
ミラボーー橋の下をセーヌ河が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
詩集「アルコ ール」(1913)収録 堀口大學訳
夕方も、猫の「おいなり」や「おにぎり」と時々遊びながらも読書。
アンパンマンの遺書(やなせたかし著、岩波現代文庫)は、熟読した。

やなせたかしさんは、ぼくが大好きな詩人で漫画家で絵本作家で紙芝居作家です。
ぼくは絵の才能は全くありませんが、自称詩人で、
やなせたかしさんの様に?えー歳こいて!ロマンティストです。
アンパンマンのテーマソング
「なんのために生まれて
なにをして生きるのか
わからないままおわる
そんなのはいやだ!」
やなせたかしさんの人生のテーマソングは、
ぼくの人生のテーマソングの様です。
平成5年11月22日に亡くなった「やなせたかしさんの奥さん暢(のぶ)」さんと、
平成25年10月13日に94歳で亡くなった「やなさたかし」さんのご冥福を、
遅ればせながらお祈りして、
ぼくが以前作った詩「銀杏の絨毯に包まれて」を、
お二人に贈らせて頂きます。
銀杏の絨毯に包まれたベンチに座って
妻と僕は 詩集「女に」を読んだ後
詩人の谷川俊太郎さんと
絵描きの佐野洋子さんの熟年夫婦の関係
そう 艶かしい愛に口を綻ばせる
妻と出逢った頃も
銀杏の絨毯に包まれたベンチで
コートの襟を立てていた
木枯らしの音が聞こえているはずなのに
桜の花弁の様に
ほんのりピンクの恋人だった
幾年過ぎて今は
銀杏の絨毯に包まれたベンチに座って
時をゆっくり眺めている
「少し寒くなったね。帰ろうか」
枯れ行く冬を待っている
穏やかな眼をした僕らは
やがて 髪が真っ白になって
額に深い皺を刻む
身も心もひとつになって
凍てつく土に帰って行く