2013年03月25日

精一杯の温もり

君は涙も出ない位
疲れ果てているのかもしれない

寒さに震える日々は
終わったのかもしれないが

でも戸惑う日々は
いつになったら終わるのだろうか

どうして
ここに入ってしまったのだろうかと
自分の存在を追い込む君

どうしたら零れる光を
見つけることができるのだろうかと
地団駄を踏んでもがく君

ぼくは君を
泥だらけになって助け出すために

今こそ
君の凍てついた悲しさを
精一杯の温もりで溶かして

君のホッペを真っ赤にさせて
はにかむ笑みにするために

ぼくは思いの丈の優しさを
君を見つめる瞳に煌めかせて
生きて行くことを誓う



  


Posted by にぎにぎ at 22:03Comments(0)詩2012年4月~